5月4日~5日のぶどう作業報告【芽かき・果穂整形・誘引・消毒・屋根修復】

ぶどう作業、いよいよ忙しくなってきました。備忘録残しておかないと皆が次分からなくなるので、ちょっと遅れましたが残しておきます。

1.果穂整形

写真の様にぶどうの花(赤ちゃん)がぐんぐん伸びてきます。ひとつの塊を「車」と呼びますが、最終的に12~15車になるようにカットしてあげるのが「果穂整形」です。
もう少ししたら花が咲いて、ジベレリン処理をすると立派な実になります。最後はぶどうの粒は35~40粒ほどにするので、今のうちにできるだけ整形をしてやります。


これが成形後の写真になります。3.5~4cmが基本ですが、当園では今の時期は余裕を持たせているのでもうちょっと長いかも・・・。
それでもbeforeから比べるとこれだけカットするんです。

これだけでも30本やるのはなかなか大変です。

2.誘引

植物は基本的に太陽に向かって伸びていきます。しかし、ぶどう栽培は雨除けで上に屋根を設けているので、ほっておくと上の屋根を無視してぐんぐん伸びて折れてしまいます。なので、横に伸びていくように誘引してあげないといけません。ここで注意しないといけないのは、新芽の根元はまだ軟らかいので、無理やり横に倒して誘引すると根元からパキッと折れてしまいます。そこで、写真の様に「捻枝」をしてあげます。2節目くらいを両手で持って(写真は撮りながらなんで片手になってますが)捻ってあげるとパキッと音がします。これで枝に柔軟性が出るので、横に倒してもおれません。
まだこの時期はかなり繊細なので、初めて作業する際は必ず何本か折ってしまいます。まぁ折ってみて初めてその繊細さがわかると思います。


3.消毒

消毒は写真忘れました。

オーソサイド(殺菌剤)・・・800倍(10ℓに対して12.5g)
モスピラン(殺虫剤) ・・・2000倍(10ℓに対して5g)
オルガミン(栄養剤) ・・・1000倍(10ℓに対して10ml)
ダイン(展着剤)   ・・・少々

4.屋根の修復

屋根のビニールも1~2年で写真の様に破れてきます。雨がかかると意味ないので、これの修復作業もしました。これが一番しんどいかも・・・。今回は3人でやったので大分楽でしたけど・・・。


一度全部はがして・・・、

新しく用意して張り替えていきます。

今回は2か所程だったんで、なんとかすぐ片付きました。


まだまだ誘引も全て終わってないし、言ってる間に摘芯作業も始まります。これからは脇芽の処理と摘芯作業が延々と続きます。その間に花が咲いてくるので5月末には地獄のジベレリン処理が始まりますね。