ぶどうの誘引と摘心etc.

GW中の作業。作業が忙しすぎてブログもアップするの忘れてます。
ぶどう作業はすでに佳境に入ってます。まず結果枝が2本出てるのがわかりますよね。これは最終的にひとつにするのと、ひとつの枝に対してぶどうの房はひとつです。
大きく育ってくるとこれがなかなかもったいなくてできません。でも全部残すとロクなことないんで思い切って選抜していきます。
これがぶどうの花穂です。これもすこしずつ整形していってもっと小さくします。これもまた初心者の方は多く残してしまいがちです。でもそれすると粒が多すぎて摘粒が大変になるし、着色も悪くなるし、結局手がかかったうえにおいしくないぶどうになっちゃいます。最終は35〜40粒まで減らします。
本当にぶどうは欲との戦いで、真面目にやってる人ほど難しいんだよねこれが。
こんな感じで折角できた花穂もガンガン間引いていきます。若い結果枝も折れやすいんで、もしもの保険で置いていたものともそろそろお別れ。写真は毎年一番早い陽峰。100房はあるんで、最初的には30〜40房くらいまで選抜します。
それからこいつ、ツルのようなものがありますね。これがヒゲなんですが病気のもとになる可能性があるので徹底的に除去します。
それからぶどうの房の先に葉が6枚程展葉したら写真中央の芽を摘芯(除去)してやります。頂芽優勢なんでずっと伸ばしてると、肝心のぶどうに栄養いかないんで延々とこれやります。
これ見たことあります?園芸用の誘引ステープラーです。存在は知りつつ使ったことなかったんですけど、使ってみると「今までいったい何をしてたんやろか?」と思うほど誘引が早くなりました。もっと早く知りたかった…。
誘引も色々コツがあって、無理くりやるとせっかくできたぶどの枝がポキっと簡単に折れてしまいます。なので捻枝といって節と節を手で押さえてグネッと捻ります。ポキっと音が鳴れば捻枝完了。これによって枝の柔軟性が生まれ折れにくくなります。

植物はこうやって上へ上と向かっていくんで、誘引でそれを横へ持っていって作業できるようにしてやります。
屋根のビニール張りの作業もしました。
てなわけで、3日かけて40本のぶどうの木の誘引、摘心、枝の剪定、摘花、ヒゲ処理、誘引ワイヤーの更新と屋根ビニールの新設、それから消毒も…、苦痛の作業でしたが、みんな頑張って手伝ってくれました。特に摘心とヒゲ処理、脇芽掻きについては収穫までずーっとやらんとダメなんですよ…。
前回は早期摘芯のトラブルもありましたが、順調に行ってる分もたくさんあります。どうせやるなら、何がどう変わるのか良い研究材料として全部やりましょう!
一旦成長止まってますが、房手前の脇芽にリカバリーお願いしましょう。ぶどうの生命力ってエグいんで自分でどうにかするでしょ、知らんけど…。ガンバレ!

昨年の陽峰。30℃超え超熱帯夜続きで着色は良くはなかったけど、今年もこれだけ綺麗な形に整形できれば合格です。

K's Garden

大阪狭山市で趣味で運営するバラとブドウのガーデン